20歳の成人のお祝いをする「成人式」。通常、毎年1月最初の3連休では、各地で式典や同窓会が開催され、年明けとともに華やかなお祝いムードが漂います。振袖を決めたり、着付け・ヘアメイクの予約をしたりと、ずいぶん前からご家族一丸となって成人式の準備をしてきた方も多いのではないでしょうか。

  近年では、成人式の式典の後、学校単位で同窓会が行われることが多く、同窓会パーティーの準備も忘れてはいけません。久しぶりに会う友達にもおしゃれな姿を見せたいところですよね。ここでは、成人式後の同窓会ドレス・ワンピースの選び方とおすすめドレスをご紹介します。

　成人式の式典は通常午前中やお昼頃に始まります。着慣れない振袖で移動すること、また、1月という寒さの厳しい時期もありますので、移動には時間の余裕をもって行動すると良いでしょう。式の1時間前頃には会場へ到着する場合が多く、久しぶりに会った同級生たちと写真を撮ったりお話しているとあっという間に式の時間になります。

　式が終わると、一旦自宅へ戻り、今度は夜からの同窓会の準備をします。振袖を脱いでドレスやワンピースに着替え、時間があればヘアアレンジチェンジをする方も。そういった場合は、振袖の際はアップスタイル、そして同窓会では髪を下したダウンスタイルなどにすると、ヘアスタイルのチェンジも短時間で終わり印象もガラリと変えられるのでおすすめです。移動時間も考慮すると準備の時間はあまり無いことが多く、どんなヘアスタイルにするか前もって考えておくと安心です。
そして、同窓会の会場へ出発。思う存分、楽しんでくださいね。
 

　成人式の同窓会用に服装を選ぶ際には、まず「会場を調べておくこと」が大切です。会場までの所要時間を知るだけでなく、会場の雰囲気を知ることでどんなドレス・ワンピースを選ぶかの手がかりになりますので、SNSやインターネット検索で会場のHPや画像をよく見ておきましょう。同窓会では一旦地元を離れた旧友に久しぶりに会うケースも多く、女友達に対しても男友達に対しても「おしゃれに見せたい」「大人っぽくみせたい」と思うのは自然のこと。しかし、気合が入りすぎて浮いてしまうのは避けたい…。そのためには「同窓会の会場を調べ」をし、「会場の雰囲気にあった服装を選ぶこと」が大切です。

　例えば、大人数が集まるような場合は、格式のある有名ホテルが同窓会の会場になっているケースも。この場合、あまりにも普段着のようなカジュアルな服装では浮いてしまいますので、結婚式のお呼ばれドレスのようなフォーマルなドレスが良いでしょう。また、街の居酒屋でワイワイ行うケースでは、逆にフォーマルなドレスでは浮いてしまいます。このように、TPOにあった服装を選ぶことが大切です。こちらに加え、トレンドを取り入れたおしゃれなものを選ぶと素敵です。
　それ以外では、結婚式のお呼ばれと違って細かなマナーはありませんので、新成人らしいトレンド感のあるドレス・ワンピースを選ぶと良いでしょう。

　なお、ドレスの色選びに迷ったら、「振袖と違う色」を選んでみて。例えば振袖が赤なら、同窓会のドレスはブルーやグリーンなど赤と反対の色を選ぶと印象もガラリと変えられ、自分のテンションも一日高まりますよ♪
 

　寒さの厳しい地域では近年夏の帰省時に成人式が行われることもありますが、基本は1月に行われることが一般的です。「冬のパーティーでドレスやワンピースを着て寒くないの？」と寒さを心配してしまう人もいますが、パーティーは室内で行われることが基本のため冬でも空調設備が整っているので不安に思うことはありません。心配な方は、長袖タイプにしたり、ストールを1枚持っていくと安心ですね。また、最近では、レース素材のドレスが多くデコルテ部分も透け感のあるデザインがありますが、下にインナーを着たい場合この手のタイプはブラトップのみになりますので要注意です。心配な方は、デコルテや背中の透けが無いドレスを選ぶと良いでしょう。

　また、行きかえりの寒さ対策も重要です。同窓会の帰りは夜遅くかなり寒さが厳しいことが予想されます。夜遅くなっても家の方が車でお迎えに来てくれる場合は問題無いですが、特に都市部など公共交通機関を利用して帰宅する場合は、寒さ対策を考えておきましょう。可能であれば、現地で着替えるというのも１つの手段ですね。
　
　冬は静電気が起こりやすい時期ですので、ドレスの裾回りが足にまとわりつきやすく、せっかくのドレスが着崩れしてしまうため、携帯用の静電気防止スプレーなどは持っておくと便利ですよ。
 

　次にコーディネートのポイントを解説します。きちんと感を出すにはドレス選びだけでなく、バッグやネックレス・パンプスなど小物選びも大切です。

【バッグ】
　ホテルや結婚式場で行われる場合は、フォーマルなパーティーバッグがおすすめです。小ぶりやバッグなら何でも良い、というわけではありませんので、場に相応しいバッグを選びましょう。

　また、バッグの色の合わせ方によってコーディネートの印象も違います。例えばネイビーのドレスに、黒・グレー系・ベージュ系のバッグを合わせたとき、雰囲気の違いはどう変わるでしょうか。
 

バッグを合わせたときの印象の違い

　写真の通り、黒の小物を合わせると控えめな印象になります。カラードレスに敢えて黒の小物で引き締める場合もありますが、成人式の同窓会の際は基本的には、シルバー系やベージュ系のような明るい色を合わせるのがおすすめです。シルバーの場合はすっきりとしたシャープな印象、ベージュ系は柔らかく華やかな印象になります。バッグとパンプスの色を合わせると全体のコーディネートがうまくまとまりますよ。

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【パンプス】
　パンプスはなるべくバッグと同系色を選ぶとまとまりが出ます。例えば、バッグをシルバーにした場合はパンプスもシルバー系で合わせると良く似合います。全体の雰囲気がチグハグにならないようにまとめると統一感が出ます。
パンプスはローヒールではなく、３センチ以上のヒールがおすすめです。できれば５センチ以上あるとドレス・ワンピースが綺麗に着こなせます。最近ではスニーカーやローヒールがトレンドになり、ヒールのあるパンプスを持っていない方も増えていますよね。価格も安くないパンプスをこの日のためだけに買うのももったいないので、そんなときはぜひ賢くレンタルを利用してみてください。

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　特に格式のある有名ホテルの場合はきちんと感のあるパーティードレスがおすすめです。ホテルにも格があるので、ネットで調べてみるか、ご家族にどんなホテルか聞いてみてもいいかもしれませんね。特に有名ホテルの場合は、ラウンジやバーなどもあり、ホテルに来る方もフォーマルな服装をしている方が多いため、その場にいても恥ずかしくない服装を心掛けましょう。
　また、このような規模の同窓会では、先生方も出席される場合もありますので詳細のチェックを忘れずに。先生方もいらっしゃる場合は、露出を抑え、どの年代の方も気持ちよくパーティーを楽しめる服装が好ましいですよね。

　結婚式場も同窓会用の会場として多く利用されます。この場合もホテルと同様、きちんと感のあるパーティードレスが良いでしょう。結婚式のゲストドレスを想像すると選びやすそうですね。

　おしゃれなレストランやバーの場合は、キレイめのワンピースなどがおすすめ。イメージでは結婚式の二次会のような服装です。スタイリッシュ系、モード系、シック系などレストランやバーはお店によって雰囲気も様々なのでこちらも事前にリサーチしておくと安心です。おしゃれな内装であれば、トレンドのレースドレスはもちろんのこと、パンツドレスもおすすめです。

　入りやすい居酒屋やカジュアルなレストランでは、結婚式のお呼ばれのような、かしこまった服装だと逆に浮いてしまいます。普段よりも少し意識した「お出かけ着」くらいがちょうど良さそうです。また、居酒屋で大人数の場合は座敷のケースもありますので、タイトなスカートは座りにくく、長すぎるロング丈も立ち座りの動きや移動がしにくいので、注意しましょう。

　「会場の雰囲気にあったドレス選び」のポイントを解説してきましたが、次は「自分に合うドレス選び」のポイントです。ドレスを初めて着る場合はどんな色が似合うのか全く想像もできないですよね。そこで、「パーソナルカラー」という言葉はご存じでしょうかか？SNSなどで見たことがある方も多いと思いますが、パーソナルカラーについて少し説明いたしますね。

　パッと見て「おしゃれ」や「可愛い」という印象は、その人自身とメイクやヘア・ファッションなどを合わせた全体から感じられるものです。そのため、１つ１つを個別に考えていくのではなく、肌の色や瞳・髪の毛の色に合わせたヘアメイクやファッションというように、全身のトータルで見せていくとより自分が素敵に見えるのです。
「自分をもっと輝かせる色や服を見つけたい」という方は、イエベ・ブルべなど自分のタイプを診断できる情報がたくさんＳＮＳ等に出ていますのでぜひチェックしてみてくださいね。自分にピッタリのドレス選びに役立つかもしれません。

　肌や瞳のタイプがブルべの方におすすめなのは、「スモーキーカラー」です。透明感のあるブルベさんには、原色の強い色よりもスモーキーカラーを合わせると透明感が一際輝きお顔映りが良くなります。ブルベさんには、トレンドのサックス・グレー系などをおしゃれに着こなすのが一番おすすめです♪

①サックス系ドレス